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物流/運送業界の人材不足の現状とは?採用力向上の事例を紹介!

物流/運送業界は近年のネットショップの販売増加によって、仕事量は増えているにも関わらず人手不足が問題視されています。

本業界の有効求人倍率は平成30年4月時点において、全職業平均が1.35なのに対して、トラックドライバーは2.68と、他の職業に対して2倍近く不足しているのがわかります。

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【出典】トラック運送業の現状等について トラックドライバー不足の現状について/国土交通省


では、具体的に人材不足の原因をみていきましょう。

物流/運送業界の現状と課題

①ドライバーの高齢化と若手の減少


現在のドライバーは40代から50代前半の占める割合が非常に高く、ドライバーの高齢化と若手人材の減少が顕著です。
物流業界は肉体労働であり、長時間勤務するイメージが強いことから、若年層の人材確保が難しくなっています。実際にドライバーの待遇や労働時間などは改善していません。

②ネットショップの普及による運送料(仕事量)の増加

物流業界の少子高齢化と同時に1人当たりの仕事量が増えていることも問題となっています。Amazonを始めとするネットショップの利用が拡大しており、物流全体の需要が増していることが原因です。
また、ネットショッピングで個別の配達が多くなったことにより、トラックの積載率が悪く、再配達の回数も増えたため、配達の効率も下がっています。業界全体として人材確保ができていない状態で、仕事量が増えていることも人材不足の原因の一つとなってます。

③燃料費高騰による採算の悪化

運送業のコストの中で最も大きな比率を占めているのが人件費ですが、その次に大きな比率を占めるのが燃料費になります。
近年、多くの産油国は政情が不安定であり、紛争や為替の変動があると、一気に価格が上昇し、経営を圧迫します。
特にトラック業界は中小企業者が多く、取引の関係上、荷主に対して、価格に転嫁しにくいというジレンマを抱えています

④劣悪な労働環境のイメージで人が集まらない

運送業はほかの産業に比べて年間所得が相対的に低く、労働時間も長いため、なかなか従業員が集まらないのが現状です。
さらに、特殊な免許の取得など、職業としてのハードルもあります。2007年に道路交通法が改正され、普通免許証で車両重量5トン以上11トン未満のトラックの運転はできなくなり、中型免許が必要になりました。さらに、大型自動車免許も近年取得が難しくなっており、運送業はドライバーとしての資格保持者の維持も困難になっています。
また、職種の特性として、荷役など肉体労働が多く、長時間の車両運転の危険や、宿泊を伴う勤務などで過酷な職場環境から人材が集まりません。

物流/運送業の人手不足解消のために必要な対策

本業界の人手不足は国も懸念しし、法律を整備しています。まずは国の施策から見ていきましょう。

国土交通省による人材不足改善策

国土交通省による人材不足の改善策を見ていきましょう。
■改正物流総合効率化法の施行
国土交通省は物流の人材不足を解消する法律を整備しています。この「改正物流総合効率化法」の代表的な施策は、共同配送やモーダルシフトなどです。
共同配送は2社以上の企業が1台のトラックを使って積載率を上げる方法です。このような具体的な施策の推奨により、物流業界全体の課題は改善するでしょう。他にも事業参入に必要な行政の手続きを一括化するなどの支援措置を行うことで、物流業界の活性化を図っています。

■モーダルシフトによる人的負担軽減
モーダルシフトとはトラックによる輸送を鉄道や船などに転換することです。現在では長距離輸送の大部分をトラックが行っており、ドライバーの負担が増しています。
そこで、海運や鉄道を活用すると、大量の荷物を一度に運ぶことができるでしょう。トラックは近・中距離輸送に人員を集中させられるため、人員不足の解消にもつながります。
国が推奨している改善策ではありますが、企業単体でも実施することは可能です。今後の輸送手段として海運や鉄道を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

ただ、国が推奨している施策だけでは人手不足は解消されません。そこで、他にも施策を見ていきましょう。

ドライバーの待遇改善・雇用促進

ドライバーの労働時間等労働条件の改善、女性や若者に対する雇用促進に関する施策を紹介します。

■ドライバーの労働時間等労働条件の改善

トラックなどの自動車運転者は、業務の特性上、全ての産業に適用される労働基準法では規制が難しい面があります。そこで厚生労働省は、拘束時間や休息時間、運転時間等の基準を、「改善基準告示」として制定し、労働条件の規制の基準としています。

この告示は、業界や世の中の状況を加味して、必要に応じて改正されています。告示の改正に応じて労働条件を常に見直していくことが、労働環境の改善、ひいては人材の確保に繋がるでしょう。 

■荷待ちや荷物の積込み、荷下ろし時間の短縮
ドライバーの拘束時間が長時間化している要因には、荷主の荷物の準備を待つ「荷待ち時間」や、人手による「荷物の積み込み・荷下ろし時間の長時間化」などの要因があります。荷待ち時間対策に関しては、荷主都合による30分以上の荷待ち時間の場合、乗務記録を義務化して実態の把握に努めるとを推奨。標準貨物自動車運送約款を改正して、荷待ち時間を待機時間料とし、積込みや荷下ろしに関しては積込料及び取卸料として、それぞれ規定別途料金として収受しやすくすることを通じて、ドライバーの拘束時間の削減を図ったり働きがいを打ち出していかなれければなりません。


物流/運送業界の人手不足解消に向けた事例

実際に人手不足解消に向けて行われている事例をご紹介します。

中島急送株式会社
未経験者・女性・外国人など多様な人材に向けて、ホームページや各種SNS及び自社単独業務説明会の開催により、求職者が「一番気になるところ」である入社後のサポートや勤務形態を詳細に伝え「自社を知ってもらう」ことを徹底的に追求しています。

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また、サイトを開くと、このように漫画のコマがあって、親近感がわきますし、興味を持ちやすくなります。

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淡々と情報を載せるのではなく、候補者が何を求めているのか、そしてどのような情報や設計にすれば候補者が応募しやすいのかを考えていきましょう!

株式会社カワキタエクスプレス

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過去の運送業界のイメージを変えていくため、トラックのカラーリングや制服のデザイン等のほか、運送会社らしくないデザインの新社屋とし従業員が過ごしやすい職場をアピールしています。
また、ホームページ等では、仕事の流れ、代表者や先輩のメッセージ、プロモーション映像を掲載。この他、スマホ対応の採用専用サイトも開設しています。
このように若手に訴求できるような媒体やオンライン施策に特化していくことが重要です。

サイトだけではなく、このように情報をオープンにする手段の一つとして採用ピッチ資料があります。

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採用ピッチ資料を作成することでこのようなメリットがあります。

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採用ピッチ資料の作成に興味のある方は、こちらの採用ピッチ資料を活用した事例や作成方法の載った資料を参考にしてみてください!

さいごに

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